2TR エンジンの急所であるウォーターバイパスパイプ
ハイラックス・サーフだけではなく、ハイエースなどにも採用されているトヨタのガソリンエンジンの2TRというエンジンによくある症状が 水漏れの症状です。
部分的にはエンジンのウォーターポンプの後側にある樹脂製のパイプの接続部分になります。
エンジンオイルのレベルゲージの奥側を覗いてみると漏れている場合は、ピンク色の粉のようなものが出ていたり、濡れていたりするので確認できると思います。
ウォーターバイパスパイプ
部品を発注すると、ウォーターバイパスパイプは対策品になっていました。
純正の場合は黒い樹脂製のパイプでしたが、対策品は鉄製のパイプになっています。
それに伴いOリングからガスケットに変更され、ナットもフランジの厚さが変わっている為同時に交換するように指示されているそうです。
ウォーターバイパスパイプ 交換
ウォーターバイパスパイプは樹脂製のインマニの奥のエンジンブロックに沿った形で固定されているので樹脂製のインマニを外さなければなりません。
まずは、エアークリーナー周りを外していき
上側は比較的見えるので、ボルトとナットを外せますが、見ずらいのが下側にある2本のボルトです。
スマホで撮影して場所を確認して手探りで外す感じなるか、鏡を使用するかって感じですね。
ウォーターバイパスパイプ全景
後側の細いパイプ部分も触っただけで破損
樹脂パイプの為、経年劣化でかなり弱くなっていました。細いパイプの部分は予想通り一瞬で折れてしまう程です。
初めに確認できた水漏れ部分
バルクヘッド側の折れたパイプ部分
対策品との比較
左の鉄製のパイプが対策品、右の黒い樹脂製のパイプが新車からのパイプ。
完全に別物になっております。
鉄製はガスケットタイプ
樹脂製はOリング
完全に黒い樹脂製のパイプはOリングは経年劣化で痩せて漏れ出した感じがわかります。
対策品に交換するとこんな感じで、パイプ自体からの漏れは今後なさそうです。
まとめ
作業自体は結構時間がかかります。順番通りに外していけば、特殊な工具などは必要ないので時間があれば作業自体は難しいことはありません。
サブタンクのクーラントがやたら減りが早いとか、車の下に赤い水が垂れているときは、確認してみて漏れているようなら早めに交換しておかないとオーバーヒートやエンジンの焼き付きなどになってしまいますので、漏れていたらすぐに交換をした方がいいです。
コメント