エスティマ ハンドルを動かすとガコガコ音がする
今回は50エスティマでハンドルを左右に動かしたり、走行中にステアリング付近からの『ガコ・ガコ』って感じの音がハンドルコラムの下のあたりから音がする場合があります。
走行距離が10万キロ近くなってくると案外このような異音が出たりする場合が多いみたいです。
音の原因はステアリングシャフトのユニバーサル部分(関節になっている部分)のガタが原因でした。
シャフトを触りながらハンドルを左右に振ると振動がシャフトを触っている手に感じましたので確定しました。
ただ、今回のようにステアリングシャフトが原因という場合もありますが、車両の下側のステアリングラックやステアリングラックエンド・タイロッドエンド・ハブベアリングなど色々な部分で発生する場合があるので必ず確認をしてから作業しましょう。
作業工程
ステアリングシャフトはハンドル〜電動モーターの付いたユニットを介して〜インターミディエイトシャフト〜ステアリングラックといった感じで付いているのですが
まずは、ハンドルコラム下を外したいところですがエスティマの場合はオーディオパネル側などの上側の部分が結構かぶっているので上側から外すようにします。
このように外していくとこんな感じになります。
センター寄りに空調ダクトがあるので外しづらいですが、頑張って外しておいたほうが作業性は全然楽になりますので外しましょう。
シャフトは上下ともにスプラインが切ってあるのでボルトを緩める前にマーキングをシッカリしておく マーキングを忘れるとハンドルのセンターがずれるので必ず忘れずにマーキングをしましょう。
インターミディエイトシャフト自体、伸び縮みするので、ボルトを外したらすぐ外れます。
外したシャフトと新しいシャフトですが、新しいシャフトの伸び縮みする部分が丸から四角に変更になっている対策品らしいです。
あとは、上下のマーキングにシッカリ合わせて装着してもとに戻していき終了です。
念の為に組み上がったらハンドルセンターの確認と異音の確認をして完了です。
まとめ
エスティマのハンドル周りの異音は比較的多い話しみたいで、そういった所から対策品としての交換部品が出ているのだと思います。今回はエスティマでしたが年式や構造などから見ると同じトヨタのノア・ヴォクシーなどの車両でも同じ症状が出ている場合はステアリング・インターミディエイトシャフトのガタの確認をしておいたほうが良いかもしれません。作業自体はハンドル下に潜り込んでの作業なのですがシート位置とハンドル位置が高めなのでそれほど苦痛な感じではないのですが、バラす範囲が多いので焦らずにマーキングをシッカリつければ大丈夫かと思います。
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