BMW 4気筒エンジン エンジンオイル漏れ
BMW のエンジンオイル漏れの多い箇所は、まずはエンジンオイルセンサーでしょう。
エンジンオイルセンサーは通常オイルの量を見るゲージがエンジンルームにあるのですが、最近の車種だとエンジンを掛けてメーター内の表示で確認するためのデジタルなゲージがエンジンの下のオイルパンに付いているものです。
続いて多いのが、エンジンオイルフィルターのフィルターブラケットというエンジンオイルフィルターが入る部品のゴムのパッキンからのオイル漏れが定番ですね。
今回のテーマにあるヘッドカバーパッキン&バキュームポンプOリングです。
ここの場所からオイルが滲み出したり、漏れ出すとボンネットを開けるとエンジン左側あたりのエキマニの遮熱板あたりにオイルが溜まってるのが見えたりします。
バキュームポンプはエンジンの後ろ側に付いているもので、ブレーキブースターに負圧を提供している部品になってます。
その、バキュームポンプは場所的にエンジンルームと室内の隔壁であるバルクヘッドギリギリのところにあるので、かなり狭い位置にあるので、漏れの確認は車体の下側からの確認になるのですが、下からの確認は第一触媒の上辺りになるので照明を当てれば見える感じです。
エンジンルームはカバーだらけ
作業開始
エンジン周辺にはたくさんのプラスチックのカバーがあるので、まずはエンジン周辺のカバーの取り外しから始めます。
ストラット上部のカバー左右 ⇢ エアコンフィルターカバー ⇢ 左右ストラットからセンターに伸びているバーを2本 ⇢エアコン・フィルターカバー下のプレート ⇢ エンジン・ヘッドカバー上部のカバー
ここまで、外せばようやく本番な感じです。
ヘッドカバー周辺のイグニッションコイルのハーネスやステッピングモーターのハーネスなどを外していきます。
ここまで、いってもハーネスがエンジンをまたいでいるのですが、そのまま進めます。
(ハーネスを全部外そうとするとかなり大変なので)
ヘッドカバー 取り外し⇢バキュームポンプ
ようやくヘッドカバーのボルトを外す段階になりました。
少々配線が邪魔ではありますが、右に左に動かしながらボルトを外していきます。
ヘッドカバーのボルトが外れたら、いよいよ取り出しなのですが!
これが、結構なかなか外れにくいです。
奥側がかなり狭いので色々注意して外します。
ヘッドカバーが外れると見えてくるのが、写真のバキュームポンプです。
バキュームポンプ自体もばらしてOリングを交換していきます。
バキュームポンプバラシは全然簡単なので後々の漏れも心配なので交換しておきます)
ヘッドカバーを外すと1番と4番のプラグホールの筒が取れるので、その筒のOリングも交換しておきます。
ヘッドカバー 取付作業
あとは、ここまでくれば通常のヘッドカバーパッキンの交換作業と同じでパッキンの溝をきれいに掃除して新しいパッキンを装着して終わりなのですが・・・
やはり外すときに苦戦を強いられたヘッドカバー奥側の部分がかなりキツイので
出来ることなら、ワイパー左右を外して ⇢ ワイパー下のプレートを外すと空間が空くのでかなり作業スペースができるので楽に作業が出来ます。
作業後の確認方法
バルクヘッドととのスペースが狭いので肝心の奥のほうが確認しづらいので、鏡などをうまく使って必ず確認しておいたほうがいいです。
あとは、車両下側からの確認も忘れずにしておきましょう。
BMW エンジンオイル漏れ 修理のまとめ
BMW エンジンオイル漏れは先にも書きましたが、かなり一般的な症状なので距離を走ってなくてもゴムの経年劣化でもれが始めることがあるので、少し気になったら交換作業をおすすめします。
作業工賃に関しても、ヘッドカバーにたどり着くまでにかなり作業工数と時間がかかるのでおよそパッキン代込で5万〜6万程度の費用になるかと思います。
今回のBMWのエンジンヘッドカバーとバキュームポンプのパッキン交換ですが、作業的にはかなり、狭い作業なので、最終確認を必ず行って漏れがないようにしましょう。
コメント